白昼夢のような「血のお茶と紅い鎖」

2021-05-15

映画紹介


オープニングからすさまじい世界観で始まる、2006年制作のダークなおとぎ話「血のお茶と紅い鎖」を紹介します。

貴族の白鼠の依頼で、カラスとコウモリを融合したような"森の生き物"は人形(女性の死体のような)を作りますが、いざ完成するとその人形が手放せなくなってしまいます。卵が詰められた人形を持ち去る貴族の白鼠、取り返そうとする"森の生き物"。ドクロの顔を持つ小鳥や花、女性の顔の蜘蛛などが登場する奇妙な闘争の物語です。

この作品にはセリフはなく、鳴き声?と効果音、BGMのみという斬新なもので、エンタメ好きな方はついて行けないと感じるでしょう。逆にシュールなものやアングラな世界、ダークファンタジー、アート系が好きな人は、見入ってしまう、そんなストップモーション・アニメーション映画です。


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横浜在住グラフィックデザイン・イラストレーター。詳細はHP「+ELPH+」のProfileに記載。

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