塔本シスコという画家がいました。48歳の時に倒れた後独学で絵を描くようになり、自宅団地の四畳半の一室をアトリエにして家族や動植物、想い出の風景を描き、2005年91歳で生涯を閉じました。
その作風は強烈で、一度観たものの心を動かします。美術教育を受けた者が囚われる、空間や陰影、対比など全く関係なく、気持ちのおもむくままに描くその世界は、土着的で郷愁ある日本的世界とアンダーグラウンドな異界をカオス化したような、幻惑すら感じるある種の天国です。
絵を描く私/(c)塔本シスコ
ミアのケッコンシキ/(c)塔本シスコ
桜島/(c)塔本シスコ
野外彫刻展を見に行く/(c)塔本シスコ
前田館長と記念写真/(c)塔本シスコ
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