今から100年以上前の1916年に公開された、恐ろしいほど壮大なサイレント映画の大傑作「イントレランス」を紹介します。
当時としては破格の38万5000ドルの製作費を投じた超大作で、4つの不寛容のエピソードが描かれています。見所は、異なる神の信仰を嫌うベル教神官の裏切りでペルシャに滅ぼされるバビロンを描く「バビロン篇」の驚愕するセットです。サンセット大通りの脇に高さ90メートル・奥行き1200メートルにも及ぶ巨大な城塞は、ちょっと信じられないレベルです。今ならここまですごいものはCG以外まず無理でしょう。他にも大胆なクローズアップやカットバック、ロングショット、移動撮影などの当時としては画期的な映像となっています(特に1:42:18あたりのシーンは圧巻です)。
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