衆院選は、まあ妥当な結果でしたが、アメリカ大統領選ではトランプが勝ち、世界の大国と呼ばれる国が、強権的な王様気取りのリーダーを持つ国ばかりになってしまいました。テレビでは衆院選なみにアメリカ大統領選を一日中報道し続け、アメリカの属国のような日本で辟易しています。こんな時はAmazonPrimeやNetflix視聴時間が大きく増えます。
気軽に見れそうなNetflixドラマの「忍びの家」を遅ればせながら観てみました。ストーリーは、一家の長男を失い忍びの生活を捨てた服部半蔵の血を引く家族が、国家を揺るがす史上最大の危機が迫る中、忍びとして復活し、風魔小太郎と対決する、といった内容です。マンガ的な世界で気軽に一気見できますが、服部と風魔の決戦から続編に向けて、大風呂敷を広げた方向で終わったのがいかにもNetflixな結末でした。
このドラマで最も印象的だったのが、使われた音楽です。冒頭のCSN&Y(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)の「Our
House」のカバー(オリジナルに近い)から選曲のセンスがいいな、と思っていましたが、Zombiesの曲が何曲も印象的なところで使われるあたりが、地デジ民放にありがちなJ-POPタイアップとは一味違う、Netflixドラマらしさが出していました。
Zombiesは、日本では一般的にあまり知られておらず、GS世代の方が「好きさ好きさ好きさ」で知っているくらいでしょう。しかし60sロックファンにとってかなり重要なバンドで、Beatlesの「Sgt.
Pepper's 〜」に匹敵する「Odessey and
Oracle」というアルバムはロック好きには必聴な名盤です。ここでは「忍びの家」で使われたZombiesの楽曲を紹介します。
● Nothing's Changed
1話と最終話のエンディングに流れる曲で、オリジナルアルバムに収録されておらず、映画「Bunny
Lake Is Missing」(1965)のサントラのみのレアな曲です。
● Gotta Get A Hold Of Myself
4話後半の戦うシーンで流れる曲で1966年のシングルです。
● This Will Be Our Year
4話ラストの方で流れるこの曲は、1968年の名盤「Odessey and
Oracle」の中のお気に入りの一曲です。
● The Way I Feel Inside
6話のラストで流れる曲で1965年のアルバム「Begin Here」に収録されています。
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