「学校がえり」1958年 ©川上四郎
大正期に「コドモノクニ」や「赤い鳥」が刊行され花開いた童画。武井武雄、初山滋、川上四郎らによって描かれた、今の日本から消えてしまった風景、歳時の行事は、夢に包まれた魅惑的な世界で、生まれていない世代にも強烈な郷愁を誘います。
特に「童画の父」とも呼ばれる川上四郎の作品は、洋風なおしゃれさのある初山滋と違い当時の子供が観ていた土着的な風景から毒を全て濾過した”子供時代の楽しい風景”が描かれています。こんな絵の中の世界に入っていけたら…、そんなことを考えるだけで、ちょっと幸せな気分になります。
「裏の一本橋」1927 年 ©川上四郎
「コドモノクニ」1926年10月号 ©川上四郎
「西瓜畑」1932年 ©川上四郎
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