夏に合う曲といえば「A Summer Place」のようなリゾート感満載の爽やかな曲が浮かびますが、現実の日本の夏は35°を超え、脳が麻痺するような湿度の高い酷暑です。そういった意味でいえば、日本の夏に合う曲はサイケでしょう。
サイケ全盛は1967、68年になるのでしょうが、サイケといっても英米でかなり違います。イギリスはビートルズのような逆回転やメロトロン、インド楽器のシタールやタブラなどでオーバーダビングしたカラフルで複雑な楽曲が多いのに対して、アメリカの場合はグレイトフル・デッドなどのライブ演奏可能なダルで歪んだ音空間やインプロビゼーションが延々と続くトリップするような楽曲が多いのが特徴です。
私の好きなイギリスで生まれたSEたっぷりの摩訶不思議サイケ作品の中から、日本の焼けついた夏におすすめのサイケの名曲をいくつか紹介します。なお外で熱射を浴びながら聴くと頭が混沌としてしまう可能性があるので室内で聴いてください。
● Only A Northern Song - The Beatles
● Blueberry Blue - Lemon Pipers
● See Emily Play - Pink Floyd
● Hole In My Shoe - Traffic
やっぱり爽やかな夏曲が聴きたいなら
● A Summer Place - Percy Faith
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