日本のCM変遷

2022-03-13

TV・ドラマ

日本が元気だった頃は、観賞してしまうCMがたくさんありました。映画の一コマのようなものから斬新な映像と音楽、セリフも何もなく最後にブランドロゴが出るだけなんていう企業イメージCMも普通でした(上のキングクリムゾンのMoonchildを使用した三陽商会のCMも見入ってしまいました)。景気が良く一つのCM制作に数億かけていた時代だからこそできた余裕でしょう。

バブル崩壊前とは違うのは仕方ないですが、ここ数年ゴールデンタイムでも通販企業や健康食品、美容外科の陳腐なCMが流れるのを見ると、日本は本当に落ちてしまったんだな、と悲しい気分になります。

今、気になるCMはほぼマイナスイメージなものばかりです(ほぼHDD録画のCM飛ばしで観てるのでニュースや一部のバラエティくらいでしかCMを見ませんが)。UberのCMが流れるとあえて出前館にしたくなるし、日清カップヌードル系はターゲットをDQN系に絞ったチープ感で購入するのが恥ずかしくなります。ちょっと違う意味で気になるのが、アクサダイレクトのCMで、BeatlesやStackridge的アレンジでメロディはアルバート・ハモンドの「For The Peace of All Mankind(落葉のコンチェルト)」もろパクリ(ドリカムのLOVELOVELOVEも)のCM曲で、盗作苦情が来ないのが不思議なくらいです。


現在プラスイメージで観賞してしまうCMはディオール位しか思いつきません…。


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横浜在住グラフィックデザイン・イラストレーター。詳細はHP「+ELPH+」のProfileに記載。

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